2010年10月25日月曜日

目下の課題

森林セクター(林業や関連産業)を地理学で扱う意義を,先行研究や諸外国の研究を交えながら論じること.

呻吟語

まだまだ人生の折り返し地点にも到達していない小生ですが,いくつか言葉を記してみましょう:


「忙しいと言わない」
  •  仕事は忙しい人に集まります.忙しい=信頼が置ける,仕事をこなせるという証です.
  • 「仕事は忙しい人に頼め」とも言われてます(理化学研究所教授談).
  • 自分より忙しい人はたくさんいるはずです.忙しいと言ってしまう本当の理由を見つけましょう.言われたときは,言葉の裏を見抜きましょう.本当に無理なときは,忙しいのではなく,物理的に「無理」なのです.

「与えられた環境の下で自分のやりたいこと,やるべきことを見いだすこと」
  • 自分が理想とする環境はなかなかやってきません.それを手に入れるために払う代償はあまりにも大きいのです.
  • 自分が置かれた環境を的確に把握し,なすべきこと,自分の力が発揮できるところ,自分の可能性を最大限発揮できるところを見つけられる能力が,いざ自分が理想とする環境を与えられたとき本領発揮できるのです.

「楽しいこと,やりたいことを実現するためには,同じかそれ以上の苦しみや困難が待ち構えている」
  • 人生,好きなことだけやって過ごすことなどできるはずもありません.趣味でも仕事でも,必ず楽しむまでの条件がついてくるはずです.
  • M的な発言をすれば,その苦しみ・困難をも楽しめると,もはや悟りを開いている領域です.
  • 相対論的発言をすれば,楽しいと感じることの裏には,必ず苦しいことがあるってことです.究極的には,二元論的だということですね.
他にもあればまた書き連ねたいと思います.ちなみにすべて筆者オリジナルですので,あしからず.


2010年10月19日火曜日

パブコメ投稿しました

http://seisakucontest.kantei.go.jp/project/detail.php?t=1905
http://seisakucontest.kantei.go.jp/project/detail.php?t=1906

上記二つについて,以下のような意見を提出しました.果たして,事業採択のなるのやら?

現在,博士号を取得する,若しくは博士課程に進学することに対し,魅力を感じている学生はきわめて少なく,複雑化・グローバル化する社会を冷静に科学的な眼差しで分析し,社会貢献する人材が決定的に少なくなる事態が訪れている.進学を断念する理由が,経済的問題に大きく起因していることは,周囲の学生からよく聞かれることであり,小生も多額の借金を抱えながら博士後期課程に在学しているのが実態である.加えて,教員の数が減少し,教員一人当たりが指導しなければならない学生の数は増加する一方,指導する時間数は減少し,博士後期課程の学生が補完する教育的機能(ニーズ)は増加する一方である.博士後期課程の学生が担う教育研究機能は,明らかに日本の研究成果を下支えするいわば重要な屋台骨であり,彼らに対する支援を拡充しつつ,研究体制や高等教育の予算体制の抜本的見直し,及び大幅な拡充を強く要望するものである.これ以上,知の流出を防ぎ,高度化する社会へ対応する人材を責任ある最高学府が輩出していく上で,博士課程やボスドクに対する手厚い支援や研究体制に対する支援は,国益の観点からも重要視されるべきであり,本事業が実現されることを切に願うものである.

なんでも,教育関連のパブリックコメントが今回もダントツで多いようである.これも組織力の違いであろうか.小生先輩のO氏によれば,このような動きも新自由主義の一端であるとのこと.小生,御意である.